上田市の課題 【北陸新幹線延伸】
竹内みつるの政策キーワード【架け橋】
~交通の便を活かした地域活性~
公共交通がつなぐ地域連携の架け橋に!
新幹線の延伸によって発生するデメリットのひとつに
通勤などに使用している方々の利便性の低下が心配されます。
今までは長野駅から二つ目の停車駅だったこともあって
自由席に座れる比率が高かったことはメリットの一つでした。
延伸した場合、上田駅はほぼ中間点に位置するため
上田駅に到達した際の乗客数が多くなることも予想されます。
指定席を取らざるを得ない状況が増えた場合
通勤に使用されている場合の経費負担が大きくなるなど
東京で働き上田に住むといった定住推進をPRするためには
状況を見ながら対策を検討する必要があると思います。
また、観光事業を推進する上田市において
観光客を運ぶ公共交通の要とも言える新幹線の問題は
大変重要なものだと認識しています。
新幹線といえば観光振興のカンフル剤とも言えますが
今回は延伸すること自体が課題となるわけではありません。
皆さんもご自身のことを考えてみてください。
新幹線を利用するときに
「とりあえず乗ってみて降りる場所は後で考えよう」
という利用の仕方をしますでしょうか?
新幹線は利用することを決めてから目的地を決めるのではなく
目的地を決めてから新幹線の利用を決めるものです。
今回の北陸新幹線延伸の現実は
長野までしか選択肢のなかった今までに対して
上田から金沢までの間に選択肢が増えたことになります。
そういった意味では、
せっかく北陸新幹線に乗ったのだから
沿線の話題の場所にも寄ってみよう!
と思ってくれる観光客の全体数が増えたことになります。
そこで必要になってくるのは、
北陸新幹線を検索した際に
「信州上田」という土地に降りてみたいと思わせられる情報を
常に発信している必要があることです。
そのためには別記「
上田市の課題【観光】」にもつながることですが
観光客を楽しませることのできる素材を多く持つ上田市が
自分たちのまちの価値に気付き
コンテンツを魅力的に見せられるように磨き上げていく必要があります。
この10年間はまさにその先駆けとして十分な実績を持っている上田市。
今後はその実績を全国に向けてどうやって発信するかが重要になります。
上田より北陸側地域と連携する架け橋となり
北陸の魅力を信州上田と関連付けすることで
関東エリアからの注目度を向上させます!
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